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BOXMITH -きぞは工房ブログ-

きぞは工房代表「きぞはる」のブログ

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シガーボックスを道具として発展させたい

長いので、まず最初に結論を。

シガーボックスも他のジャグリング道具のように、
性能を追求して発展しても良いのではないだろうか。
今まで対して代わり映えのしなかったシガーボックスが、
道具として発展すれば、それだけで、
他道具に対する優位点を(一時的かもしれないが)捻出できるのではないだろうか。
ということで、私は新しい形のシガーを作ってみます。

今回は私のシガーに対する主観的な気持ちを書き綴っています。
考えに対して、どんどん批判して下さい。
こういう要素も盛り込めよと、どんどん助言下さい。

↓以下本文↓

私が自作シガーを作るに当たり、
ずっと考えていた事が有る。

それは、世の中に出回っているシガーの形・サイズ(大体18cm×12cm×6cm)にこだわらずに、
より扱いやすいシガーボックスを作れないかと。

1)扱いやすいシガーボックスを開発することによる、
  道具面からの技術向上へのアプローチを考えていた。

元々、結婚式の余興の為にシガーを始めたことから、
私のシガーボックスジャグリングに対する考えも、
対ジャグラーに見せる為の技術重視より、
対一般人に見せる為のパフォーマンス重視と考えていたので、
シガーボックスの形やサイズは、
現在の物に合わせる必要は特に感じていなかった。
(一般人なら、そのシガー変な形!とか思うこともないだろう、と)

しかし、ジャグリングを初めて半年後、
2014年のWJD in大阪で、
初めて他のジャグラーに出会った事により、
一旦、考えを改めることになった。

インターネットでシガーボックスを調べる限りは、
多くのシガラーが自作している、
と聞き及んでいたので、
さぞ、いろんなバリエーションがあるのだろうと思っていたのだが、
ほとんどの人が既製品のシガーを使っていた。
百聞は一見にしかずを素で感じた。

世のシガラーが、同じ様な道具で切磋琢磨してるのに、
自分だけ違う道具を使うのはなんだかなぁ、と感じた。

2)既製品とあまりに異なるシガーを作ることは、
  邪道なのかなと感じた。

一旦、使いやすさへの挑戦の気持ちは潰え、
自作シガーに耐久性を求める日々が続いた。
そして、最近よく製作依頼を頂いている、
第4世代シリーズも順調に壊れていない様で、
ひとまず耐久性の追求には目途をつけようと考えている。
(といっても、耐久性追求の為の案はまだ持っているので、
 少しずつテストは重ね、更に耐久性を追い求めます。)

第4世代はゴムが付いた、変なシガーにも関らず、
案外評判が良く、順調にきぞはこユーザーが増えて来ており、
もう少しいろいろチャレンジしてみようと思った。
(一般に、調子に乗ってる、という)
時を同じくして、女性の方から、
持ちやすくならないんですかねぇ、と、
ニーズを聞いたことも50%くらい動機ですが。

3)調子にのって、改めて、
  現在のシガーにとらわれない、
  使いやすいシガーを作ろうと決心した。

ずっと使いやすいシガーとはどんなものかと考えていたので、
まずどんなものを作るか、大雑把なイメージは持っていた。
しかし、机上論でしかないので、今試作に取り掛かっています。

メインコンセプトは、
a)技の安定度が増す、より難しい技が可能になる
b)持ちやすい、使いやすい

更にメインコンセプトのb)持ちやすいから派生した、
サブコンセプトは、
c)持ちやすいので、従来より重くても平気
   →バランス技の安定向上
d)持ちやすいので、従来より重くても平気
   →重くできる分、より耐久力を増すことが出来る。

※ただし、今は全て机上論。どう転ぶか分かりません。
 黒歴史になる可能性も、、、。
しかし、一度作ってみない事には、どうなるか分かりませんし、
少しでもよい感触が得られれば、改良を加えて、
モノにできたらなと思います。

というわけで、道具としてのシガーボックスの発展を祈って、
新しい事に挑戦してみたいと思います。

この新しいシガーがシガー界に受け入れられるのかはわかりません。
受け入れられて、このシガーが広まればそれは凄く嬉しいです。
正直、一発ネタで終わって、今までと同じ形・同じサイズのシガーが、
使われていくんだろうと思います。

(まぁ、そこはテスターの人たちがいい結果をだしてくれれば可能性は、、、。)

少なくとも、道具としてのシガーが発展するきっかけにでも、
なってくれればなぁと、夢を見ている次第です。



↓おまけコラム↓
ボールはいろんなサイズ・種類があるから、
手のサイズや見せる技の種類によって、
サイズ・種類をチョイスできる。

ディアもざまざまな種類や機能があるから、
チョイスのやりがいがある。

他のメジャー寄りの道具は何かしら、
チョイスできる要素があるなと。

でも、シガーは種類が少ない。
プラorウッディの2択くらいしか選ぶ要素が無い。
耐久性を取るか、精度をとるか、といった
消極的な(消去法に近いような)選択だけなんじゃないかと感じています。

ボーラーはビーンバックとロシアンの2種類を持って、
シーケンスによって使い分けたりしますよね?
シガラーだって、重いシガーと軽いシガーを持ち込んで、
挟み込む系、ハイトス系は軽いシガーでぶん回す、
バランスやスイングは重いシガーで安定させる、
みたいに使い分けたらいいのにとは思っています。
しかし、使い分けるだけの種類がない。
(まぁ、需要と供給のバランスはあるので、
 メーカーが作らないのは納得できますが。)


以上
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