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BOXMITH -きぞは工房ブログ-

きぞは工房代表「きぞはる」のブログ

WJD2018での気付き ~シェイカーカップ試作品ver1に向けて~

きぞはるです。

WJD2018お疲れ様でした。来場していたシェイカーカップジャグラーの皆様のご協力により、多くの知見が集まりました。大変嬉しく思います。(前回の記事はこちら)


WJD2018で得た知見をまとめました。
かなり長くなってしまいましたが得た知見の大きさの裏返しだと考えております。
ご一読頂けますと幸いです。


ちなみに試作品の呼び名ですが、次のように呼び分けています。

WJD2018に持ち込んだ試作品
 → 試作品ver0群 (複数種類あるので)

WJD2018の知見をフィードバックした試作品
 → 試作品ver1 (これから製作していきます)


今後の動き

① 知見をフィードバックさせた試作品ver1の製作・完成

② 関西のシェイカーカップジャグラーにさわって頂く

③ 関東に発送 or 関東に出向いてさわって頂く

④ ②③の意見を基に微調整を繰り返す

⑤ 製作できるメーカーを選定


試作品ver1の完成目標が9月初旬。
努力目標が8月初旬。

というのも、現在3Dプリンターで試作品を製作していますが、落とさなくとも、キャッチの衝撃で壊れる程度の強度なので、投げた感触をほぼ試すことが出来ない問題が発生しています。
最低限、感触を試せる程度の強度は必要なので、そこの工夫に少し時間がかかりそうです。
やはり、3Dプリンターで使い物になるジャグリング道具は作れそうもないですね。
まったく話になりません。


試作品ver1の方針

【検討優先度:高】
◎ 「グラビティシェイカーカップ」の約90%程度のサイズ

◎ 重ねた時のガタは極力少なく

◎ ボディ形状は緩やかに細い? ( 試作品ver1で結論を出す )

ボディ形状を「ストレート」 or 「緩やかに細い」でどちらを採用するのか検討しています。
現状では「緩やかに細い」が持ちやすいということは明らかになっています。

「緩やかに細い」を投げる時に、違和感が生ずるかどうかはわからないので、試作品ver1で検証します。
違和感を感じなければ本採用になりそうです。


【検討優先度:低】
◎ 表面はツルツル

◎ グリップ用の溝

◎ シェイカーの出代の長さ

グリップ用の溝ですが、強度や汚れの溜まりなどとトレードオフになる可能性があります。
別途検討しますが、グリップ力が高まればより少エネルギーで練習が可能なので、検討の余地は高いです。

シェイカーの出代の長さは、明確な根拠がないので成り行きで設計します。
ただし、出代が多すぎると、5個持ちから2個飛ばす時などでフチへ指を伸ばす距離が長くなるので、まずは少なく設計するつもりです。

※出代とは?
シェイカーを2個重ねた時、上のシェイカーが下のシェイカーの縁から飛び出ている長さのこと


試作品ver0群、会場に持ってきて頂いたカップの所感

【 ボディ形状を変えた試作品】
◎ ストレート
いつも通りなので特にコメントはありません。

◎ 緩やかに太い
ストレートより持ちにくく、あまり価値を感じられない。
限定的な用途として、つま先をカップの中に入れる技の時、はまりすぎて抜けないと言った状況の改善になりそう。

◎ 緩やかに細い
細い分持ちやすい。
これは全ての人がそう言っています。現状、投げた時の影響が分からないので、その検討が急がれます。
投げに影響が無ければ即採用です。


【サイズを小さくした試作品】
「グラビティシェイカーカップ」のサイズを100%として、95%、90%、を作りました。
いずれも、全体意見として共に持ちやすいと好評でした。
結論としましては、95~85%付近での検討になりそうです。
個別に見ていくと、

◎ 95%
「グラビティ」シェイカーカップから練習を始めた人に好評でした。
こちらを推した人は、90%は気持ち小さいという感想です。

◎ 90%
ヤモトさんイチ押し。
理由を聞くと、「グラビティ」シェイカーカップより小ぶりな「Dubeアルミシェイカーカップ」を使っていた時期があったからだそうで。

「Dubeアルミシェイカーカップ」と近いサイズ感でした。
「Dubeアルミシェイカーカップ」を見ていると、90%サイズを正式採用しても全く問題なさそうに見えます。これが基準となった場合、ナンバース用や女性用に85%前後も視野に入ってくるのか、検討したいと思っています。


【表面に波型】
あえて採用する何かは見つかりませんでした。
グリップ感は良くなりますが、際立つほどでもありませんでしたので。
ただ派生として、縦の溝等の考慮の余地はあります。


【多面体】
WJD初日にでた話を基にして、その日の夜に印刷し、2日目に持って行ったものです。
結論としては採用見送りです。

元々の流れは、試作品の製作不良で少し角ばったものがあったのです。
といっても100角形とかそれ以上の相当細かい角ですが。これが持ちやすいという声があったので、それを拡大解釈し、面を持たせたら、新しいバランス技もできるなということで、8角形で作ってみました。

結果的には、大きな面でバランスするのは違う気がする、バランスするにしても、手に持つ向きが気になりすぎる等の理由で見送りました。
ただ、全面的に否定というわけでもなく、好きな人は好き、といった所感もありました。
この形状じゃないと出来ない技、明確に角があるので角をまたぐバランスなど多少なりとも可能性はあるという所感です。ただ、標準の形にはなりえないだろうということです。

脱線しますが、打合せをした次の日に早速作って持ってくるという流れが、時代を感じます。


【持ってきて頂いた既製品】
◎ Dubeアルミシェイカーカップ
「グラビティシェイカーカップ」と比較するとかなり小ぶりでした。
90%サイズ相当でしょうか。昔はこのサイズが存在していたならば、90%サイズも特別に小さいということはないかなと感じました。


その他雑感

・ふちや底に滑り止めがあるとどうなるのか。バランス技はしやすそうだが、トスの邪魔にならないか。

・重りはやはり必要。重りが無いと、回転が不足し分離しない・底から落ちてこない等の問題が生ずる。

・シェイカーカップが重なっている時は、底の重りの上に上のカップの底が付いて重なっている。重りが柔らかければ耐久が向上しないのか。

・3Dプリンター特有の表面のざらつき。滑り止めになるかと思いきや、ゴミの付着等の難があるのでツルツルをベースにすることに。



以上がWJD2018で私が得た知見になります。
これからも長い道のりになるかと思いますが、是非ご協力いただければと思います。


余談ですが、6/30(土)のシガーボックス大会に試作品ver0群を持っていきます。


以上

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