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BOXMITH -きぞは工房ブログ-

きぞは工房代表「きぞはる」のブログ

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「イケポイ」裏話

今回は、きぞはるです。


先週のブログ記事、突然のポイ制作の話で驚かれたかと思います。
というより、どうしてこうなったのか自分でも未だに驚いています。
そこで今回は、きぞはる視点で何があったのか裏話的なものを書こうかと。


さかのぼること数か月前、仲の良いシガラーから1本の連絡がありました。


「Ikeというポイを自作している人が、代理の製作者を探している」


この時Ikeさんとの面識は一切なし。
何の脈絡もない話に困惑したものの、とりあえず直接連絡が取れるようになりました。
お互いに「初めまして」からのスタートです。


当時のIkeさんの状況は、
・イケポイというポイを作り、他のポイスピナーに提供している。
・イケポイの評判は上々。だと思う。
・これから社会人になるので、継続して作り続ける時間が取れない。
・時間の都合上誰か後継者はいないか…と、サークル内でボソッと言ったところ、シガラー経由できぞはるへ話が繋がった。
といったところ。


話を聞いて「僕も社会人なんですけど…」と思ったり。
ただ、話をする内、Ikeさんの道具へ対するこだわりに僕と同じものを感じました。

決定的だったのがIkeさんの
「世に出回っているコンタクトポイは、ポイスピナーが本当に使いやすいものになっているのか疑問だ」
という発言でした。


僕はシガーボックスで全く同じことを考え、きぞはこの制作に至っています。
同じことを考えている人が居たことに強烈な感銘を受けました。

イケポイ制作に関わってみよう、と決めました。


折角なのでブラッシュアップも含め、二人で一から設計からやり直すことに。
旧イケポイのエッセンスは踏襲しつつ、僕の今までのモノ作りの経験を導入。
結果として、変わらなかったのは紐の材質くらいかな?というほど生まれ変わりました。


時には、
「本当にボールが必要なのか?」
「両端とも90mmのボールでいいのでは?」
「ノブなんて紐むすんどきゃよくね?」
なんてくだらないことでも大真面目に考え、可能性を模索し、調査・検討・製作・ゴミ箱行きを繰り返しました。


生産を引き継ぐだけのはずが、設計の見直しまですることになったものの、
「ポイスピナーの皆さんに満足してもらえるものが出来た」by Ike
とのことです。


そんなこんなでやっと形が出来上がりました。
耐久テストとか何やらはこれから。
まだまだ先はありそうです。


ということで、今回は「Ikeの意見×きぞは工房の技術力でイケポイを生まれ変わらせたよ~」というお話でした。

以上




追伸:
イケポイ制作にあたり一番面倒だったことは、数か月間twitter上でIkeさんと他人の振りをし続けないといけなかったことです。
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