きぞはるです。
きぞは工房の新しい販売形態として、魁!!きぞは工房をオープンします。
ここは従来のきぞは工房とは異なり、ちょっと挑戦的な商品を取り扱う場所です。
よく言われる製品の概念として、品質(Quality)・価格(Cost)・納期(Delivery)の頭文字を取ったQCDがあります。
世に出す製品はQCDの全てを一定基準に保つために時間や金銭といったコストをかけ、商品を購入して下さった人が満足出来るように努める必要があります。
これまでにきぞは工房が販売してきた商品もQCDの観点に則って判断をし、販売・改良を行ってきました。
しかし、これまで個人的にものづくりをしていて、QCDのいずれかに問題があるけど面白いから買う、と言ってくださる人がいたことも事実です。
問題があっても相手が納得すれば取引は成り立つ。
ならば、問題が明示であれば僕が面白いと思うものを販売しても良いのでは、と考えたのです。
もちろん問題があっても買いたくなるような商品を作ることは大前提です。
個人制作だからこそ、尖った商品をスピーディーに発表・販売した方が面白いだろうという考えです。
魁!!きぞは工房の「魁!!」の部分には、そんな攻めの姿勢が込めてられています。
強度が保証できない。
再生産が物理的に不可能。
おもしろ製品すぎて需要が不明。
単に作りたいだけ。
などなど。
様々な問題があると思いますが、同時に面白さも提供できる商品を並べる予定です。
そして、魁!!きぞは工房の記念すべき商品第一弾は、ボールホルダーです。
詳細は
こちらのブログ記事をご覧ください。
この商品の問題点は強度に不安があることです。
ボールホルダーはFDM方式3Dプリンターを使用して製作された樹脂製品です。
FDM方式3Dプリンターは外観の良さを追求して進歩しており、強度の追及は二の次です。
ジャグリング道具として捉えたときに製作物の強度がどこまで出るのか。
直接投げて落とす道具ではないものの、手荒に扱った場合にどれだけ丈夫なのか。
強度についてはいずれも未知数です。
"強そうな感じ"に仕上げて耐久テストとして社会人ジャグラーの方に託したところ、一ヶ月のルーティン練習には耐えております。
調査した限りFDM方式3Dプリンターを使用して強度が要求される樹脂製品を販売している所は見つかりませんでした。
このようにあまり前例がなく、FDM方式3Dプリンターにて製作したものを販売することは私にとっても不安が大きい部分ではあります。
でも、ボールホルダーを直接見せたときにそれでも欲しいと言ってくださる人がいました。
僕としてもボールホルダーがどんな可能性を秘めているのか見てみたいです。
これこそ魁!!きぞは工房だと思い販売に踏み切りました。
長々と説明をしましたが、ご理解頂ける方のみにご購入頂き、楽しんでいただけたら幸いと思っております。
何卒、よろしくお願い致します。
以上。
P.S.
魁!!きぞは工房の「魁」の後ろには半角ビックリマーク2つをつけるのが正式表記です!